グリシン
アミノ酸のひとつ / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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この項目では、アミノ酸のグリシンについて説明しています。その他のグリシンについては「グリシン (曖昧さ回避)」をご覧ください。 |
グリシン(英: glycine)とは、2-アミノ酢酸の事であり、地球生物のDNAに規定されている20種類のアミノ酸の中の1つでもある。アミノ酸の構造の側鎖が –H で不斉炭素を持たないため、生体を構成する α-アミノ酸の中では唯一、 D-, L- の立体異性体が無い。非極性側鎖アミノ酸に分類される。
概要 グリシン, 識別情報 ...
グリシン[1] | |
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Glycine | |
別称 Aminoethanoic acid Aminoacetic acid | |
識別情報 | |
略称 | Gly, G |
CAS登録番号 | 56-40-6 |
PubChem | 750 |
ChemSpider | 730 |
UNII | TE7660XO1C |
EC番号 | 200-272-2 |
E番号 | E640 (調味料) |
KEGG | C00037 |
ChEMBL | CHEMBL773 |
727 | |
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特性 | |
化学式 | C2H5NO2 |
モル質量 | 75.07 g mol−1 |
示性式 | H2NCH2COOH |
外観 | 白色の固体 |
密度 | 1.1607 g/cm3 |
融点 |
233 °C (分解) |
水への溶解度 | 25 g/100 mL |
溶解度 | エタノール、ピリジンに可溶。エーテルには不溶。 |
酸解離定数 pKa | 2.34 (カルボキシル基), 9.6 (アミノ基)[2] |
危険性 | |
半数致死量 LD50 | 2600 mg/kg (マウス;経口) |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
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多くの種類のタンパク質ではグリシンはわずかしか含まれていないが、ゼラチンやエラスチンといった、動物性タンパク質のうちコラーゲンと呼ばれるものに多く(全体の3分の1くらい)含まれる。
1820年にフランス人化学者アンリ・ブラコノーによりゼラチンから単離された。 甘かったことからギリシャ語で甘いを意味する glykys に因んで glycocoll と名付けられ、後に glycine に改名された。