亜酸化物
ウィキペディア フリーな encyclopedia
亜酸化物 (あさんかぶつ、英語: Suboxide) は酸化物の分類の一つである。亜酸化物は“通常の”酸化物と比較した際に各原子の電気陰性度が高いものを指す[1]。電気陰性度が高い原子が金属元素であった場合、化合物は時に“metal-rich”と形容されることがある。セシウムの通常の酸化によって得られる酸化物はCs2Oであり、これはCs+とO2−が結合して得られる。一方、セシウムの亜酸化物としてはCs11O3があり、このセシウム (Cs) の電荷は明らかに1+より小さいが、酸素イオンの電荷は通常のO2−で記述される。亜酸化物は一般に電気陰性度が高い要素同士が大規模に結合したものを指すことが多く、特にクラスター様の形を取ることが多い。
亜酸化物の例