ライヒェナウ島
ウィキペディア フリーな encyclopedia
ライヒェナウ島 (ライヒェナウとう、Insel Reichenau)は、ドイツ・バーデン=ヴュルテンベルク州のコンスタンツ湖に浮かぶ島。ライヘナウ島とも記される。 コンスタンツ市のほぼ西側にある。島は人工の道で本土とつながっている。2000年にユネスコの世界遺産に登録された。島にはライヒェナウ修道院が建つ。修道院内の主聖堂は、中修道院(Mittelzell)の聖母マリアと聖マルコに捧げられたものである(マリエンミュンスターとも呼ばれる)。他に、上修道院(Oberzell)の、聖ゲオルクの聖遺物を奉納したザンクト・ゲオルク教会、下修道院(Niederzell)の聖ペトロと聖パウロに献堂された教会がある。ライヒェナウの有名な芸術作品には、10世紀から残るオットー朝ルネサンス期(ザクセン王朝の神聖ローマ帝国時代の様式)の『キリストの奇跡』の壁画が含まれる[1]。 修道院の代官所は2階建ての石造りの建物で、2階より上の階は14世紀に半木造建築からなっている。これは南ドイツにおける半木造建築で古い物の一つである。
概要 修道院の島ライヒェナウ(ドイツ), 英名 ...
| |||
---|---|---|---|
聖ゲオルク教会 | |||
英名 | Monastic Island of Reichenau | ||
仏名 | Île monastique de Reichenau | ||
登録区分 | 文化遺産 | ||
登録基準 | (3),(4),(6) | ||
登録年 | 2000年 | ||
公式サイト | 世界遺産センター(英語) | ||
地図 | |||
使用方法・表示 |
閉じる
修道院周囲に広大に広がる土地を所有しているのは、修道院にちなんで名付けられた村、ライヒェナウである。
現在、島は野菜とワイン生産で有名である。島の近隣には大きな湿地帯Wollmatinger Riedが広がり、渡り鳥の休息地となっている。