モンテネグロ語
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モンテネグロ語(モンテネグロご、Crnogorski jezik / Црногорски језик)は、モンテネグロで話されている言語であり、2007年から同国の公用語となっている。南スラヴ語群の中央南スラヴ語に分類される。現在モンテネグロ語を話す人口は半数がセルビア人を占めている。セルビア語、クロアチア語、ボスニア語、およびモンテネグロ語の4つは、言語学的にはセルボ・クロアチア語の4つの少しずつ異なる標準化(複数中心地言語を参照)にあたる。モンテネグロで話されている言語はセルビア語と考えられていたが、20世紀末からモンテネグロ語という呼び名が用いられるようになった。
概要 モンテネグロ語, 話される国 ...
モンテネグロ語 | |
---|---|
црногорски / crnogorski | |
話される国 | モンテネグロ |
地域 | 東ヨーロッパ |
話者数 | 232,600人[1] (2011年) |
言語系統 |
インド・ヨーロッパ語族
|
表記体系 |
キリル文字 ラテン文字 |
公的地位 | |
公用語 | モンテネグロ |
統制機関 | モンテネグロ科学芸術アカデミー(英語版、セルビア語版) |
言語コード | |
ISO 639-2 |
cnr |
ISO 639-3 |
cnr |
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2011年の調査では、モンテネグロ国内の43.88%は自分の話す言語をセルビア語と考え、36.97%はモンテネグロ語と考えていた。同年政府はモンテネグロ語による学校教育を行おうとしたが、これに対して北方のセルビア語教育会議はセルビア語話者の教育にはキリル文字によるセルビア語の教育を行うべきだとしてモンテネグロ語による教育のボイコットを行った[2]。