フリースラント王国 (フリースラントおうこく、西フリジア語: Fryske Keninkryk)、または大フリジア (オランダ語: Magna Frisia) は、650年から734年にかけて存在したフリース人の国家。中心地はユトレヒトで、ズウィンからヴィスワ川にかけての海岸沿いの長大な領域にまたがっていたが、734年のボーン川の戦いでフランク王国に敗れ滅亡した。当時ヨーロッパの広い範囲で育ちつつあった封建制はまったく見られず、小国が林立しながら、外国の侵攻に際しては指導者を選出して団結して抵抗した[2]。