バッジョシアン
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バッジョシアン(英: Bajocian)は、国際層序委員会によって定められた地質学用語である、地質時代名の一つ。1億7030万年前(誤差140万年)から1億6830万年前(誤差130万年)にあたる、中期ジュラ紀の2番目の期である。前の期は中期ジュラ紀最初の期アーレニアン、続く期は中期ジュラ紀3番目の期バトニアン[1]。名称はフランスのノルマンディーのバイユーにちなみ、この地名はラテン語では Bajoce となる。現在の模式地はポルトガルのカボ・モンデゴ(英語版)[2]。
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累代 | 代 | 紀 | 基底年代 Mya[* 3] |
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顕生代 | 新生代 | 第四紀 | 2.58 |
新第三紀 | 23.03 | ||
古第三紀 | 66 | ||
中生代 | 白亜紀 | 145 | |
ジュラ紀 | 201.3 | ||
三畳紀 | 251.902 | ||
古生代 | ペルム紀 | 298.9 | |
石炭紀 | 358.9 | ||
デボン紀 | 419.2 | ||
シルル紀 | 443.8 | ||
オルドビス紀 | 485.4 | ||
カンブリア紀 | 541 | ||
原生代 | 2500 | ||
太古代(始生代) | 4000 | ||
冥王代 | 4600 | ||
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なお、「バジョース階」「バッジョシアン階」という名称があるが、これらは時代を示すものではない。「階」は地層に対して当てられる単位(層序名)であり、層序名「バジョース階、バッジョシアン階」と時代名「バジョース期、バッジョシアン期」は対を成す関係である。
詳細は「累代」を参照