ナイマン
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この項目では、歴史上の遊牧民の部族について説明しています。その他の用法については「ナイマン (曖昧さ回避)」をご覧ください。 |
ナイマン(モンゴル語: Найман、Naiman)は、モンゴル帝国成立以前の時代にモンゴル高原西北部のイルティシュ川低地地域から上流地域、アルタイ山脈に掛けて割拠していたテュルク系遊牧民で、後にモンゴル化した部族集団。漢字表記は『元史』『元朝秘史』では乃蛮。『集史』などのペルシア語表記では نايمان Nāyimān として現れる。西はジュンガル盆地の沙漠地域を挟んで天山ウイグル王国と隣接し、北は小アルタイ山脈をもってケムケムジュート地方およびキルギズと、東ではカラコルム山脈をもってケレイトと隣接していた[1]。