カシューブ語
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カシューブ語(kaszëbsczi jãzëk)は、スラヴ語派の西スラヴ語群ポメラニア語(英語版)に含まれる言語。言語コードはISO 639-2 csb。
概要 カシューブ語, 話される国 ...
カシューブ語 | |
---|---|
kaszëbsczi | |
話される国 |
ポーランド ドイツ カナダ |
地域 |
ポーランド・ポメラニア(ポモージェ) ドイツ・メクレンブルク=フォアポンメルン州 カナダ・オンタリオ州 |
民族 | カシューブ人 |
話者数 | 108,000人[1] |
言語系統 | |
表記体系 | ラテン文字 |
公的地位 | |
統制機関 | Radzëzna Kaszëbszégò Jãzëka |
言語コード | |
ISO 639-2 |
csb |
ISO 639-3 |
csb |
消滅危険度評価 | |
Severely endangered (Moseley 2010) | |
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ポメラニアのバルト海沿岸の地域にいたカシューブ族の言語から発展したと考えられている。現代ポーランド語とも親近関係にあり、低地ドイツ語の東方方言、ポラーブ語、プロシア語から影響を受けている。ポーランドの言語学者の中には、カシューブ語をポーランド語の方言と考えるものもいるが、一般的には独自の言葉と解釈されており、ポーランドでは少数民族の言語と認知されている。
現在、ポーランド北部のポモージェ地方、ドイツ北東部のメクレンブルク=フォアポンメルン州および、移民先のカナダにあわせて20万人の話者がいる。2002年の国勢調査では、5万3千人が家庭ではもっぱらカシューブ語を使用するとしている。公用語ではないが、ポモージェ地方の一部の郡では公式の場で使用される。