オガネソン
原子番号118の元素 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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オガネソン (Oganesson) は、元素記号Og、原子番号118の合成元素である。2002年にロシア連邦ドゥブナのドゥブナ合同原子核研究所で、ロシアとアメリカ合衆国の科学者の合同チームにより、加速器によってカリフォルニウムとカルシウムを当てることによって初めて合成された。原子名が決定するまでは一時的な名称としてウンウンオクチウムが使われた。2015年12月、国際純正・応用化学連合(IUPAC)と国際純粋・応用物理学連合(IUPAP)の合同作業部会により、4つの新元素の1つとして承認され、2016年11月28日に正式に命名された[8][9]。
概要 外見, 一般特性 ...
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外見 | |||||||||||||
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不明 | |||||||||||||
一般特性 | |||||||||||||
名称, 記号, 番号 | オガネソン, Og, 118 | ||||||||||||
分類 | 貴ガス | ||||||||||||
族, 周期, ブロック | 18, 7, p | ||||||||||||
原子量 | [294] | ||||||||||||
電子配置 | [Rn] 5f14 6d10 7s2 7p6(推定)[1] | ||||||||||||
電子殻 | 2, 8, 18, 32, 32, 18, 8(推定)[1](画像) | ||||||||||||
物理特性 | |||||||||||||
密度(室温付近) | (推定)13.65[2] g/cm3 | ||||||||||||
沸点 | (推定)350 ± 30[1] K, (推定)80 ± 30 °C, (推定)170 ± 50 °F | ||||||||||||
臨界点 | (推定)439[3] K, 6.8[3] MPa | ||||||||||||
融解熱 | (推定)23.5[3] kJ/mol | ||||||||||||
蒸発熱 | (推定)19.4[3] kJ/mol | ||||||||||||
原子特性 | |||||||||||||
酸化数 | 0, +2[4], +4[4] (推定) | ||||||||||||
イオン化エネルギー | 第1: (推定)975 ± 155[1] kJ/mol | ||||||||||||
第2: (推定)1450[5] kJ/mol | |||||||||||||
原子半径 | (推定)152[2] pm | ||||||||||||
共有結合半径 | (推定)230[5] pm | ||||||||||||
その他 | |||||||||||||
CAS登録番号 | 54144-19-3[6] | ||||||||||||
主な同位体 | |||||||||||||
詳細はオガネソンの同位体を参照 | |||||||||||||
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オガネソンは、既知の元素の中で最大の原子番号および原子量を持つ。放射性を持ち非常に不安定であり、2005年以降、わずか5つ(もしかすると6つ)の294Ogしか検出されていない[10]。このため、その性質や可能な化合物等の特徴を調べる実験はほとんど行えていないが、理論計算により、多くの予測がなされている。例えば、オガネソンは第18族元素であるが、この族の他の全ての元素(貴ガス)と異なり、非常に反応性が高い[11]。かつては標準状態では気体であると考えられていたが、現在はいろいろな説があり、固体であると考えられている[11]。また、最近では、液体という説も有力になりつつあるため結局は何であるかはまだわかっていない。周期表上ではPブロック元素であり、かつ第7周期元素の最後に位置する。