OPSEK
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OPSEK(ロシア語: Орбитальный Пилотируемый Сборочно-Экспериментальный Комплекс; ОПСЭК, Orbitalnyj Pilotiruiemyj Sboročno-Ekspierimientalnyj Komplieks; OPSEK、英語: Orbital Piloted Assembly and Experiment Complex)[1][2]は、ロシア連邦宇宙局(ロスコスモス)により2010年代に提案されていた国際宇宙ステーション (ISS) 後の宇宙ステーション。OPSEKは低軌道に設置されるモジュール式宇宙ステーションであり、運用当初は主にISSのロシアモジュールから構成される。
概要 詳細, 乗員数 ...
詳細 | |
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乗員数 | 2人以上 |
打上げ日時 | 2017年に計画中止 |
発射台 | バイコヌール宇宙基地 |
質量 | 100,000 kg以上(完成時) |
気圧 | 1気圧 |
近地点 | 370~450 km(予定) |
遠地点 | 370~450 km(予定) |
軌道傾斜角 | 70度(予定) |
高度 | 370~450 km(予定) |
平均速度 | 約28,000 km/h |
公転周期 | 約90分 |
日周回数 | 約15 |
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しかしながら、2017年9月にロスコスモスの長、イゴール・コマロフはOSPEKを構成するためにステーションを分離する技術的実現可能性は研究中であるも、「ロシア側モジュールをISSから分離する計画はない。我々は同じ立場を維持している……我々はパートナーとともにISSに取り組むべきだ」と述べ、ISSを継続する方針を示した[3]。その後も米ロ関係悪化からISS撤退が取り沙汰されることはあったが、ロスコスモスは最終的に2028年までのISS参加延長を発表している[4]。
提案では、OPSEKを月や火星、あるいは土星といったより遠く向かう有人宇宙船を組み立てる基地として使うことが想定されている。また帰還した宇宙飛行士を地球に降りる前に療養させる場所としても想定されていた。