Doctor of Philosophy
おもに英語圏で授与されている博士水準の学位 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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「博士(哲学)」とは異なります。 |
Doctor of Philosophy(ドクター・オブ・フィロソフィー)は、おもに英語圏で授与されている博士水準の学位である。直訳では「哲学博士」となることから分かるように、伝統的には、伝統4学部のうち職業教育系の神学・法学・医学を除いた「哲学部(ないし教養部)」のリベラル・アーツ系の学位であった。現在では、伝統4学部のうち職業教育系の神学・法学・医学を含むばかりではなく、様々な種類の学問について授与される[1]。Ph.D.の授与を受けるには一般的に、所定の在学期間の後、まず所定科目の筆記試験および口頭試験に合格し、博士学位請求論文を提出する。その後、数人の研究者で構成される審査委員会の口頭試問にも合格する必要がある。
ラテン語の Philosophiae Doctor を略して Ph.D.(ピー・エイチ・ディー)ともいう。イギリス式ではピリオドを打たず PhD とも表記するが、同じイギリスでもオックスフォード大学、サセックス大学、ヨーク大学などでは英語表記の略を用いた D.Phil. と表記する[2]。いずれの場合も Ph. D. のようにスペースを空けたり Ph.D のように最後のピリオドを省略したりはしない。