2000年のアメリカンリーグチャンピオンシップシリーズ
メジャーリーグベースボールの第31回アメリカンリーグ優勝決定シリーズ / ウィキペディア フリーな encyclopedia
2000年の野球において、メジャーリーグベースボール(MLB)のポストシーズンは10月3日に開幕した。アメリカンリーグの第31回リーグチャンピオンシップシリーズ(31st American League Championship Series、以下「リーグ優勝決定戦」と表記)は、10日から17日にかけて計6試合が開催された。その結果、ニューヨーク・ヤンキース(東地区)がシアトル・マリナーズ(西地区)を4勝2敗で下し、3年連続37回目のリーグ優勝およびワールドシリーズ進出を果たした。
概要
2000年のアメリカンリーグ チャンピオンシップシリーズ | |||||||
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シリーズ情報 | |||||||
試合日程 | 10月10日–17日 | ||||||
観客動員 | 6試合合計:30万9828人 1試合平均:05万1638人 | ||||||
MVP | デビッド・ジャスティス(NYY) | ||||||
ALDS | NYY 3–2 OAK SEA 3–0 CWS | ||||||
殿堂表彰者 | ジョー・トーリ(NYY監督) デレク・ジーター(NYY内野手) マリアノ・リベラ(NYY投手) パット・ギリック(SEA GM) リッキー・ヘンダーソン(SEA外野手) エドガー・マルティネス(SEA指名打者) | ||||||
チーム情報 | |||||||
ニューヨーク・ヤンキース(NYY) | |||||||
シリーズ出場 | 3年連続9回目 | ||||||
GM | ブライアン・キャッシュマン | ||||||
監督 | ジョー・トーリ | ||||||
シーズン成績 | 87勝74敗・勝率.540 東地区優勝 | ||||||
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シアトル・マリナーズ(SEA) | |||||||
シリーズ出場 | 5年ぶり2回目 | ||||||
GM | パット・ギリック | ||||||
監督 | ルー・ピネラ | ||||||
シーズン成績 | 91勝71敗・勝率.562 西地区2位=ワイルドカード | ||||||
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ワールドシリーズ |
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両球団がポストシーズンで対戦するのは、1995年の地区シリーズ以来5年ぶり2度目。この年のレギュラーシーズンでは両球団は10試合対戦し、マリナーズが6勝4敗と勝ち越していた[1]。ヤンキースは今シリーズを制したことにより、アメリカンリーグ3連覇を達成した。これは1988年から1990年にかけてのオークランド・アスレチックス以来であり、球団史上では9回目である[2]。シリーズMVPには、第6戦の7回裏に逆転・決勝の3点本塁打を放つなど、6試合で打率.231・2本塁打・8打点・OPS.824という成績を残したヤンキースのデビッド・ジャスティスが選出された。このあとヤンキースは、ワールドシリーズでもナショナルリーグ王者ニューヨーク・メッツを4勝1敗で下し、3年連続26度目の優勝を成し遂げた。
ハーシュベック兄弟の兄ジョンと弟マークは、ともにMLB審判員である。今シリーズは兄弟にとって、同じ試合に揃って出場する唯一の機会となった[3]。