1976年のアメリカンリーグチャンピオンシップシリーズ
メジャーリーグベースボールの第8回アメリカンリーグ優勝決定シリーズ / ウィキペディア フリーな encyclopedia
1976年の野球において、メジャーリーグベースボール(MLB)のポストシーズンは10月9日に開幕した。アメリカンリーグの第8回リーグチャンピオンシップシリーズ(8th American League Championship Series、以下「リーグ優勝決定戦」と表記)は、同日から14日にかけて計5試合が開催された。その結果、ニューヨーク・ヤンキース(東地区)がカンザスシティ・ロイヤルズ(西地区)を3勝2敗で下し、12年ぶり30回目のリーグ優勝およびワールドシリーズ進出を果たした。
概要
1976年のアメリカンリーグ チャンピオンシップシリーズ | |||||||
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シリーズ情報 | |||||||
試合日程 | 10月9日–14日 | ||||||
観客動員 | 5試合合計:25万2152人 1試合平均:05万0430人 | ||||||
殿堂表彰者 | ヨギ・ベラ(NYYコーチ[注 1]) ボブ・レモン(NYYコーチ[注 2]) キャットフィッシュ・ハンター(NYY投手) ホワイティ・ハーゾグ(KC監督) ジョージ・ブレット(KC内野手) | ||||||
チーム情報 | |||||||
ニューヨーク・ヤンキース(NYY) | |||||||
シリーズ出場 | シリーズ開始8年目で初 | ||||||
GM | ゲイブ・ポール | ||||||
監督 | ビリー・マーチン | ||||||
シーズン成績 | 97勝62敗・勝率.610 東地区優勝 | ||||||
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カンザスシティ・ロイヤルズ(KC) | |||||||
シリーズ出場 | シリーズ開始8年目で初 | ||||||
GM | ジョー・バーク | ||||||
監督 | ホワイティ・ハーゾグ | ||||||
シーズン成績 | 90勝72敗・勝率.556 西地区優勝 | ||||||
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ワールドシリーズ |
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この年のレギュラーシーズンでは両球団は12試合対戦し、ロイヤルズが7勝5敗と勝ち越していた[1]。今シリーズは2勝2敗と両者譲らず最終第5戦までもつれ込んだ末、最後はクリス・チャンブリスのサヨナラ本塁打でヤンキースがリーグ優勝を決めた。ポストシーズンのシリーズ勝利をサヨナラ本塁打で決めたのは、1960年ワールドシリーズのピッツバーグ・パイレーツに次いで、今シリーズのヤンキースが史上2球団目である[注 3][2]。しかしヤンキースは、ワールドシリーズではナショナルリーグ王者シンシナティ・レッズに0勝4敗で敗れ、14年ぶり21度目の優勝を逃した。