ナラノヤエザクラ
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ナラノヤエザクラ(奈良の八重桜)もしくはナラヤエザクラ(奈良八重桜)(学名: Prunus verecunda 'Antiqua')はサクラの栽培品種の一つ。オクヤマザクラ(カスミザクラ)の変種で、4月下旬から5月上旬に開花する八重桜である。他の桜に比べて開花が遅く、八重桜の中では小ぶりな花をつけるのが特徴である。「奈良の八重桜」は八重桜の一品種であり、奈良に植わっている八重桜の総称ではない。
概要 ナラノヤエザクラ, 分類 ...
ナラノヤエザクラ | |||||||||||||||||||||||||||
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ナラノヤエザクラの花 | |||||||||||||||||||||||||||
分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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和名 | |||||||||||||||||||||||||||
ナラノヤエザクラ(奈良の八重桜) |
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ナラノヤエザクラは『詞花和歌集』の伊勢大輔の和歌により著名になった八重桜である。『詞花集』には「一条院御時、奈良の八重桜を人のたてまつりて侍けるを、そのおり御前に侍ければ、その花をたまひて、歌よめとおほせられければよめる」とあり、伊勢大輔は「いにしへの奈良のみやこの八重ざくらけふ九重ににほひぬるかな」と詠んでいる。奈良の文化の一片を今に伝える桜であり、奈良を代表する花として、奈良県の県の花・奈良市の花に制定され、奈良市章にも用いられている。