海馬 (脳)
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海馬(かいば、英語: hippocampus)は、大脳辺縁系の一部である、海馬体の一部。特徴的な層構造を持ち、脳の記憶や空間学習能力に関わる脳の器官。
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概要 脳: 海馬, 名称 ...
脳: 海馬 | |
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脳内での海馬の位置。赤で示した部分が海馬。 左は側面から見た図。右は正面から見た図。 | |
名称 | |
日本語 | 海馬 |
英語 | Hippocampus |
略号 | HIP |
関連構造 | |
上位構造 | 海馬体 |
画像 | |
アナトモグラフィー | 三次元CG |
関連情報 | |
IBVD | 体積(面積) |
Brede Database | 階層関係、座標情報 |
NeuroNames | 関連情報一覧 |
NeuroLex | birnlex_721 |
MeSH | Hippocampus |
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その他、虚血に対して非常に脆弱であることや、アルツハイマー病における最初の病変部位としても知られており、最も研究の進んだ脳部位である。心理的ストレスを長期間受け続けるとコルチゾールの分泌により、海馬の神経細胞が破壊され、海馬が萎縮する。心的外傷後ストレス障害(PTSD)・うつ病の患者にはその萎縮が確認される。βエンドルフィン(=脳内ホルモンの一つ)が分泌されたり、A10神経が活性化すると、海馬における長期記憶が増強する。
神経科学の分野では、海馬体の別の部位である歯状回と海馬をあわせて「海馬」と慣例的に呼ぶことが多い。本項では海馬のみならず、歯状回についてもあわせて言及する。