U.S.A. (小説)
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『U.S.A.』(ユーエスエー)は、アメリカ合衆国の作家ジョン・ドス・パソスによる三部作の小説である。「北緯四十二度線」(The 42nd Parallel)が1930年、「一九一九年」(1919)が1932年、「ビッグ・マネー(大金とも訳される)」The Big Money)が1936年に出版された。1938年1月に初めて「U.S.A.」という題名で、3作がまとめて刊行された[1]。
概要 作者, 国 ...
U.S.A. | |
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最初の完全版 | |
作者 | ジョン・ドス・パソス |
国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
ジャンル | 長篇小説 |
刊本情報 | |
出版年月日 | 1938年 |
日本語訳 | |
訳者 | 並河亮 等 |
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「U.S.A.」三部作では実験的な手法が用いられ、四つの物語、即ち、12人の登場人物の人生を伝える「物語」、新聞記事の切り抜きや歌詞のコラージュによる節「ニューズリール」、ウッドロウ・ウィルソンやヘンリー・フォードなどの当時の著名人の短い「伝記」、自伝体の流れの断片の節「カメラ・アイ」の、四つの流れにより構成されている。また、「U.S.A.」三部作は、20世紀の最初の30年間におけるアメリカ社会の歴史的発展を主題としており、1998年には出版社Modern Libraryが主催する「20世紀の英語小説ベスト100」で、23位に位置付けられた。