LZ 129 (飛行船)
ウィキペディア フリーな encyclopedia
LZ 129(独: Deutsches Luftschiff Zeppelin #129, 登録符号:D-LZ 129)「ヒンデンブルク」は、ドイツの旅客輸送用巨大硬式飛行船。今日までに作られたあらゆる飛行機械の中で最も巨大な、ヒンデンブルク級飛行船の1番船である。2番船にグラーフ・ツェッペリン二世がある。
LZ 129
ヒンデンブルクという名は、1925年から1934年までドイツ大統領だったパウル・フォン・ヒンデンブルク(1847年 - 1934年)の名をとったものである。
1936年3月に運航を開始し、第2シーズンの最初の北アメリカ行き大西洋横断飛行の最後に爆発火災で破壊されるまで、14か月間運航した。爆発事故は1937年5月6日、ニュージャージー州マンチェスター・タウンシップにあるレイクハースト海軍航空基地に着陸時に発生し、36名が死亡した。旅客輸送能力は最大72名に達しており事故当時旅客36名・乗組員61名が乗船していた。犠牲者は旅客13名・乗組員22名・地上整備士1名だった。この出来事は、映画、写真、ラジオなどの各メディアで広く報道された。