黄河改道
ウィキペディア フリーな encyclopedia
黄河改道(こうがかいどう)とは、黄河の大幅な河道変遷を指す。
現代黄河
明清故道(1368-1855年)
南宋、元故道(1128-1368年)
北宋故道(1048-1128年)
東漢故道(11-1048年)
西漢故道(前602-11年)
禹河故道(前2278-前602年) |
1855年海岸線
1128年海岸線
1048年海岸線
11年海岸線
前602年海岸線
古湖泊 |
歴史的に見ると、黄河は昔から「善淤(濁る)、善决(決壊する)、善徙(移動する)」とも言われ、人々の間では「3年に2度決壊し、100年に1度道を変える」という俗言があった[1]。分流の最北端は海河を経て大沽に注ぎ、最南端は淮河を経て長江に注ぐ。歴史の記録によると、紀元前602年から1946年までの間に、黄河は1593回氾濫し、26回の大きな転流があり、そのうち6回は「六大移動」と呼ばれるほど影響力が大きく、現在の河南省、河北省、山東省、安徽省、江蘇省を巻き込んだことが分かっている[2]。黄河改道は、人為的な原因で直接に引き起こされた数回を除くと、基本的には黄河が自然に決壊したものであり、多くは唐代以降に発生した[3]。