自画像 (ラファエロ)
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『自画像』(伊: Autoritratto, 英: Self portrait)は、盛期ルネサンスのイタリアの巨匠ラファエロ・サンツィオが1506年頃に制作した絵画。テンペラ画。ウルビーノ公爵のコレクションに由来し、その後メディチ家のコレクションに加わった。制作経緯は明らかではない。制作年代はラファエロのフィレンツェ時代の初期にあたるが、この時期、ラファエロは何度かウルビーノに帰郷しており、そのときに画家の親族かあるいはウルビーノの宮廷を代表する人物に宛てて制作されたと考えられている[1]。保存状態は悪く、おそらく未完成である[2]。現在はフィレンツェのウフィツィ美術館に所蔵されている[1][3]。