白杖
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白杖(はくじょう、英語: white cane)とは視覚障害者(全盲およびロービジョン)等の、道路の通行に著しい支障がある障害者が、歩行の際に前方の路面を触察する等に使用する白い杖である[1]。大きさは直径2センチメートル程度、長さ1メートルから1.4メートル程度のものが一般的である。
白杖の主な役割は、
- 白杖を持つ者が視覚障害者であることをまわりの人に周知させ、
- 歩行に必要な路面の情報を収集し、
- 障害物や段差などを検知し危険から身を守ること、
の3つである[2]。
身体障害者福祉法の分類での名称は盲人安全つえである[2]。また、白杖の使用については道路交通法およびその施行令に規定があり、視覚障害のみならず肢体不自由、聴覚障害、平衡機能障害でも使用が認められている(後述)。