王様と私 (ミュージカル)
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1956年の映画については「王様と私 (1956年の映画)」をご覧ください。 |
『王様と私』(おうさまとわたし、英語: The King and I)は、作曲家リチャード・ロジャース、劇作家オスカー・ハマースタイン2世によるチームであるロジャース&ハマースタイン5作目のミュージカル。1860年代初頭のシャム(現タイ王国)のラーマ4世の子供たちのガヴァネスであったアナ・リオノウンズの回顧録から派生した、1944年のマーガレット・ランドンによる小説『アンナとシャム王』を基にしている。シャム王が自国を進歩的にしたいと考え、イギリス人教師アンナを雇うところから始まる物語。最初は価値観の相違から対立していた王様とアンナだが、様々な経験を共にし、双方認めたくないながらも愛が生まれていく。1951年3月29日、ブロードウェイのセント・ジェイムズ劇場にて初演。3年近く上演され、当時ブロードウェイ・ミュージカル史上4番目のロングラン公演となり、その後も何度もツアー公演や再演が行われている。
王様と私 The King and I | |
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作曲 | リチャード・ロジャース |
作詞 | オスカー・ハマースタイン2世 |
脚本 | オスカー・ハマースタイン2世 |
原作 |
アンナとシャム王 by マーガレット・ランドン |
上演 | |
受賞 |
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1950年、劇場弁護士ファニー・ホルツマンは顧客の1人であるベテラン女優ガートルード・ローレンスのための役を探していた。ホルツマンはランドンの本が理想的であるとして、ロジャース&ハマースタインに連絡を取ったところ、当初難色を示していた彼らも結局ミュージカルの製作に同意した。2人は1946年に映画『アンナとシャム王』でシャム王役を演じたレックス・ハリソンが王様役に適していると考えたがハリソンは都合がつかず、最終的に若い俳優でテレビ・ディレクターのユル・ブリンナーに決まった。
作品はたちまちヒットし、トニー賞においてミュージカル作品賞、ミュージカル主演女優賞(ローレンス)、ミュージカル助演男優賞(ブリンナー)を受賞した。開幕から1年半後、ローレンスは予期せず癌で亡くなり、その後アンナ役には複数の女優が配役され、計1,246回上演後閉幕した。ロンドン公演や全米ツアー公演もヒットして何度か映像化され、1956年、ブリンナーは映画『王様と私』でアカデミー賞を受賞した。再三にわたる再演においてブリンナーは王様役を演じ続けたが、1981年から4年間の全米ツアー公演が彼の健康をむしばみ、1985年のブロードウェイ公演開幕直後に亡くなった。
クリストファー・レンショウは1996年のブロードウェイ公演など主な再演を演出し、トニー賞において再演ミュージカル作品賞を受賞し、2000年のウエス ト・エンドでも演出を担当した。2015年のブロードウェイ再演でもトニー賞再演ミュージカル作品賞を受賞。英語圏ではプロアマ問わず頻繁に上演され続けている作品の一つである。