烏口骨ウィキペディア フリーな encyclopedia 烏口骨(うこうこつ、国際共通語・英語: coracoid [1][2][3])は、四肢動物の肩帯を構成する骨の一つである[4]。烏喙骨(うかいこつ)[4]、烏啄骨(うたくこつ)[4]ともいう。 鳥類の胸部と前肢の骨格の図説 / "coracoid" が烏口骨。 ダチョウの肩帯 / 図中の2が烏口骨(前烏口骨)。 イクチオステガの骨格化石 / anterior coracoid と posterior coracoid を既に具えているが、それは武骨とでも言うべき頑丈な骨である。 鳥類の全身骨格図 / "4" が烏口骨。 魚類と両生類に原始的形質の「前烏口骨」が見られ[5]、それより進化的なグループである爬形類の中では爬虫綱動物(鳥類を含む広義の爬虫類)でよく発達して真正の「烏口骨」となったが[5]、単弓綱動物(哺乳類を含む進化系統群)の現生グループでは退化している[注 1]。
烏口骨(うこうこつ、国際共通語・英語: coracoid [1][2][3])は、四肢動物の肩帯を構成する骨の一つである[4]。烏喙骨(うかいこつ)[4]、烏啄骨(うたくこつ)[4]ともいう。 鳥類の胸部と前肢の骨格の図説 / "coracoid" が烏口骨。 ダチョウの肩帯 / 図中の2が烏口骨(前烏口骨)。 イクチオステガの骨格化石 / anterior coracoid と posterior coracoid を既に具えているが、それは武骨とでも言うべき頑丈な骨である。 鳥類の全身骨格図 / "4" が烏口骨。 魚類と両生類に原始的形質の「前烏口骨」が見られ[5]、それより進化的なグループである爬形類の中では爬虫綱動物(鳥類を含む広義の爬虫類)でよく発達して真正の「烏口骨」となったが[5]、単弓綱動物(哺乳類を含む進化系統群)の現生グループでは退化している[注 1]。