杜松果
ビャクシン属樹木の果実 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
杜松果(としょうか)またはジュニパーベリー(英語: juniper berry)は、ビャクシン属樹木(ジュニパー)の様々な種によって作られる雌球果である。杜松実(としょうじつ)や杜松子とも呼ばれる。真正液果(ベリー)ではなく、異常に肉質で融合した鱗片を持つ球果であり、ベリー様の外観をしている。ほんの一握りの種(特にセイヨウネズ)の球果が、特に西洋料理において、香辛料として使われる。また、ジンの独特の香りのもとでもある。球果植物(コニファー)由来の材料で香辛料として使われるのは杜松果とトウヒ(スプルース)の芽だけである[1][2]。