斜行戦術
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斜行戦術とは、フリードリヒ大王の多用した戦術。敵陣の片翼に偽装攻撃を仕掛けるが、実際は反対側の片翼側面に兵力を集中させる奇襲狙いの戦術である。部隊を回転させるプロセスから斜行戦術と呼ばれた。部隊を旋回させる特徴を有しており、敵陣に対して部隊を平行に配置して片翼に兵を集中させる斜線陣(斜行陣)とは異なる戦術である。部隊を旋回させるためには、機動力が要求されるため砲兵の移動を含めて練度の高い兵が必要となる。
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七年戦争序盤のロスバッハの戦い及びロイテンの戦いでは機能し、フリードリヒ大王は倍の相手を打ち破ったが、コリンの戦いでは対策され斜行による奇襲に失敗して敗北した。
陽動と機動的な別部隊を用いた奇襲作戦としてナポレオンにより発展的に運用され、アウステルリッツの戦いやフリートラントの戦いで戦果を挙げた。