利用者:Dokuo350/1950年代の香港
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1950年代の香港(1950ねんだいのほんこん)は、日本による香港統治の終了(1945年)に伴う英国の香港主権回復と、中国本土での国共内戦の再開(-1949年)を背景に、混沌とした状況ではじまった。これらの混乱は、大陸から香港に大量の避難民(逃港者)をもたらした。1945年から1951年にかけ、香港の人口は60万人から210万人に増加し、香港政府は受け入れの対応に苦慮することとなった。また、中国での情勢不安をうけ、企業は上海から香港へと資産や資本を移転させた。これは、人件費が安価な移民とともに、20世紀後半に香港が迎えた経済的奇跡の源となり、香港が新興工業経済地域に数えられるきっかけとなった[1]。