二ツ森貝塚
青森県七戸町にある縄文時代の貝塚 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
二ツ森貝塚(ふたつもりかいづか)は、青森県上北郡七戸町にある縄文時代前期前葉~中期末葉(およそ5,500年前から4,000年前)の貝塚を伴う集落遺跡[1][2]。面積はおよそ30ヘクタールで、東西約600メートル×南北約170メートルの範囲に広がり[3]、1998年1月16日に遺跡の東側約3.5ヘクタールが国の史跡に指定され、2015年10月7日に新たに約8.3ヘクタールが追加指定された[4]。県重宝に指定されている「鹿角製櫛」を代表とする骨角器や、「榎林式」という土器型式の標式遺跡として知られる[5]。同じ青森県にある三内丸山遺跡とほぼ同時期に栄えた[6]。2021年(令和3年)、「北海道・北東北の縄文遺跡群」として世界文化遺産に登録された。