中印関係
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中印関係(ちゅういんかんけい)は、中国(中華人民共和国)とインド(インド共和国)の国際関係。印中関係ともいう。
両国はヒマラヤ山脈を国境とする隣国であり、古代からシルクロードや仏教伝播を通じて交流があった。現代の国交は1950年に始まる[1]。中印国境紛争やチベット問題で政治的には対立してきたが、21世紀には経済協力が進むなど、「政冷経熱[2]」の関係にある。
両国には多くの共通点がある。例えば、世界で一二を争う人口、高いGDP、かつてアジアを代表する帝国だったが列強の帝国主義に搾取された歴史[3]、核の保有などが挙げられる。21世紀にはG20やBRICSを構成し、米国に次ぐ第二・第三の大国として台頭しているとも言われる[4]。