三江源国立自然保護区
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三江源国立自然保護区(中国語: 三江源国家公园)は、中華人民共和国青海省の南部にある保護地域である。世界で二番目に広い保護地域であり、152,300平方キロメートルの土地をカバーしている。イングランドとウェールズを合わせたよりも広い保護区の住民は約20万人である。この地域には揚子江、黄河、メコン川(瀾滄江)の3つの大きな川の源流があり、数多くの湿地に恵まれている。保護区には合計18の特別保護区があり、(1)湿地保護地帯、(2)野生保護地帯、(3)低木森林保護地帯の3種類に分類される。この地域には、チベットガゼル(英語版)[3]、プシバルスキーガゼル(英語版)[4]、クチジロジカ[5]、クチグロナキウサギ(英語版)、オオカミ[6]、絶滅危惧種であるノヤク(英語版)[7]とチルー[8]などのチベット高地の典型的な野生動物およびアカハジロ、ソウゲンワシ、オグロヅル、セーカーハヤブサ、カワアイサなどの鳥類とChuanchia labiosa(英語版)、Gymnocypris eckloni(英語版)、Gymnodiptychus pachycheilus(英語版)、Schizopygopsis malacanthus(英語版)などの魚類の生息地がある[4][9][6]。