ヴェネツィア十字軍
12世紀にヴェネツィア共和国が中心となって実行した十字軍遠征 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
1204年にヴェネツィア人によって行われたコンスタンティノープルに対する遠征については「第4回十字軍」をご覧ください。 |
ヴェネツィア十字軍(ヴェネツィアじゅうじぐん、英:Venetian Crusade)とは、1122年から1124年にかけてヴェネツィア共和国の主導の下で聖地で実行された十字軍遠征のことである。
概要 ヴェネツィア人の十字軍遠征 Venetian Crusade, 時 ...
ヴェネツィア人の十字軍遠征 Venetian Crusade | |||||||||
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十字軍中 | |||||||||
十字軍とヴェネツィア艦隊によって包囲されているティルス市街 | |||||||||
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衝突した勢力 | |||||||||
ヴェネツィア共和国 エルサレム王国 トリポリ伯国 |
ファーティマ朝 セルジューク帝国 | ||||||||
指揮官 | |||||||||
ドメニコ・ミケーレ(英語版) ギヨーム1世・ド・ブール(英語版) トリポリ伯ポンス(英語版) | トゥグ・テキーン(英語版) |
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この遠征はヴェネツィア・十字軍サイドが港湾都市ティルスを制圧したことで幕を下ろした。この遠征はエルサレム王ボードゥアン2世の下での十字軍国家版図拡大期の始まりにおける重要な勝ち戦であったとされる。ティルスを制圧したヴェネツィア人はこの港町における商売特許権を獲得した。また、ヴェネツィア人は聖地・ヴェネツィア間を行き来する際にビザンツ帝国領に対して襲撃を行うことで帝国に対してこれまで認められていた帝国領内における商業特権を継続的に認めさせ、またその特権を拡大させた。