ロシア領アメリカ
ウィキペディア フリーな encyclopedia
ロシア領アメリカ(ロシアりょうアメリカ、ロシア語: Русская Америка, Russkaya Amerika)は、ロシア帝国が1733年から1867年まで北米地域に領有していた領土を指す。
さらに見る 公用語, 宗教 ...
閉じる
- ロシア領アメリカ
- Русская Америка (ロシア語)
-
← 1799年 - 1867年 → (州の旗) (ロシア帝国の国章) - 国歌: Коль славенъ нашъ Господь в Сіонҍ(ロシア語)
シオンにおける主の栄光は(1799年 - 1816年)
Молитва русских(ロシア語)
ロシア人の祈り(1816年 - 1833年)
Бо́же, Царя́ храни́!(ロシア語)
神よ、ツァーリを護り給え!(1833年 - 1867年)
1860年のロシア領アメリカ
首府はノヴォ・アルハンゲリスク(現在のアメリカ合衆国アラスカ州シトカ)に置かれていた。現在は主にアメリカ合衆国アラスカ州となっている地域とカリフォルニア州となる地区のロス要塞(英語版)とハワイ州となる地区のエリザベス要塞、アレクサンダー要塞(英語版)、バークレイ・デ・トリー要塞(Fort Barclay-de-Tolly)の3つの砦に及んでいる。
ロシア帝国が公式に植民地として成立させたのは、独占権を持つ露米会社の設立を宣言するとともにロシア正教会に一部土地の所有権を認めた1799年勅令だった。19世紀にはそれらの所有権の多くは放棄されたが、1867年にロシア帝国は残りの所有権をアメリカ合衆国に720万USドル(現在の価値で6億4,714万USドル)にて売却(アラスカ購入)した。