リンカーン聖書
エイブラハム・リンカーンが1861年のアメリカ合衆国大統領就任宣誓で使用した聖書 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
リンカーン聖書(リンカーンせいしょ、The Lincoln Bible)は、エイブラハム・リンカーンの1861年のアメリカ合衆国大統領就任宣誓で使用した聖書。オックスフォード大学出版局版の欽定訳聖書で、1853年に出版された。ページ数は1280ページで、縦6インチ(150ミリメートル)、横4インチ(100ミリメートル)、厚さ1.75インチ(44ミリメートル)であり[1][2]、バーガンディー(英語版)(茶色味の強いワインレッド)のベルベットにギルディングの縁取りが施されている[2][3]。裏表紙には、1861年の就任式の記録とともに、合衆国最高裁判所の印が貼られている[4]。この聖書自体は希少価値のあるものではなく、「リンカーンが使用した」という歴史的意義を持たない同種の聖書ならば30ドルから40ドル程度の評価となる[4]。