ヤロスラヴリ旅客機墜落事故
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ヤロスラヴリ旅客機墜落事故(ヤロスラヴリりょかくきついらくじこ)は、ロシアの首都モスクワに拠点を置くチャーター便専門会社であるヤク・サービスが運行するヤク・サービス9633便(Yak-42D)が、2011年9月7日に墜落した事故である。
概要 事故の概要, 日付 ...
事故の概要 | |
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日付 | 2011年9月7日 |
概要 | ブレーキペダルの踏み間違い[1] |
現場 |
ロシア・ヤロスラヴリ州 ヤロスラヴリ近郊のヴォルガ川 北緯57度33分07秒 東経40度07分16秒 |
乗客数 | 37[2] |
乗員数 | 8[2] |
負傷者数 | 1 |
死者数 | 44[3][4] |
生存者数 | 1[2][3] |
機種 | ヤコヴレフ Yak-42D |
運用者 | ヤク・サービス |
機体記号 | RA-42434[5] |
出発地 |
ロシア ヤロスラヴリ州 トゥノシナ空港 |
目的地 |
ベラルーシ ミンスク ミンスク第1空港 |
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事故機はプロアイスホッケーチーム「ロコモティフ・ヤロスラヴリ」がミンスク・アリーナで行われる予定であった「HCディナモ・ミンスク」とのKHL開幕戦の遠征にチャーターした。事故機はトゥノシナ空港を離陸滑走後、上昇せず滑走路先にあった進入灯に接触し[6]、約1キロメートル離れた地点に現地時間16時05分墜落した[7]。この事故により選手やコーチなどスタッフを含む乗客36名と乗員7名がその場で死亡、選手であるアレクサンドル・ガリモフと整備士の2名が救助された。その後整備士は回復したものの、ガリモフは9月12日朝に搬送先の病院で死亡し、事故による犠牲者は44人となった[4][8]。
国際アイスホッケー連盟会長であるルネ・ファゼルは「我々のスポーツ史の中で最も暗い日[9]」とコメントし、この事故によりロコモティフ・ヤロスラヴリはKHLリーグ2011-12シーズンの参加取り消しを表明[10]した。代わりに2011年12月に開催予定であるKHLリーグに次ぐロシアン・メジャーリーグ(VHL)に参加し、自動的にプレーオフに進出することが決定した[11][12]。