モナコの歴史(モナコのれきし)では、モナコ公国の歴史について概観する。古代の人々によって初期は避難所、のちに要塞として使われ、現在のモナコ周辺の地理的陸標であった「モナコの岩」に始まる。その岩山は街を保護する観点や、軍事戦略的観点から重要なものであった。モナコはローマ帝国の崩壊後、14世紀から15世紀初期に至りリグーリアの一部として発展し、主に政治的理由からその地域を巡って抗争が繰り広げられた。抗争後はグリマルディ家の支配下に入り、フランスに一時期占領されていたことを除けば、現在までその支配が続いている[1]。