メチレンジオキシメタンフェタミン
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3,4-メチレンジオキシメタンフェタミン (英: 3,4-methylenedioxymethamphetamine)、あるいはMDMAは、アンフェタミンと類似した化学構造を持つ化合物である[3]。愛の薬などと呼ばれ共感作用がある。幻覚剤に分類される[4][5][6]。
IUPAC命名法による物質名 | |
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臨床データ | |
胎児危険度分類 |
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法的規制 |
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投与経路 | 経口, 舌下腺, 吹き入れ, 吸入(蒸気), 注射,[2] 直腸 |
薬物動態データ | |
代謝 | 肝臓、シトクロムP450オキシダーゼ |
半減期 | 6–10 時間(実際の効果は3–5時間) |
排泄 | 尿 |
識別 | |
CAS番号 | 69610-10-2 |
ATCコード | none |
PubChem | CID: 1615 |
ChemSpider | 1556 |
KEGG | C07577 |
別名 |
(±)-1,3-benzodioxolyl-N-methyl-2-propanamine; (±)-3,4-methylenedioxy-N-methyl-α-methyl-2-phenethylamine; DL-3,4-methylenedioxy-N-methylamphetamine; methylenedioxymethamphetamine |
化学的データ | |
化学式 | C11H15NO2 |
分子量 | 193.25 g/mol |
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心的外傷後ストレス障害(PTSD)に対し、MDMAを併用した心理療法の臨床試験がアメリカ合衆国で進行している[7]。2017年にはアメリカで画期的治療法に指定され[8]、アメリカ食品医薬品局は承認審査を迅速化する[9]。しかし、殆どの国家では違法であり[10][11]、2018年現在、医療用としては認可されておらず[12][13]、研究用に例外として認められているにとどまる[14]。
俗にエクスタシーあるいはモリーと呼ばれている[3]。エクスタシーなどとして街角で売られる薬物は、様々な純度であり、時にはMDMAは全く含まれない[3]。何がどれ位含まれているか不明であり、その為どのような毒性が出るのかは密造している側も把握していない可能性が非常に高いためとても危険な麻薬であり、過剰摂取の危険性が高い[15]。一部では休みなく踊ることが原因で、高熱や脱水症から死亡し、逆に、それに対処しようと水を摂り過ぎて、低ナトリウム血症で死亡している[15]。
心理学者のラルフ・メツナーが、MDMAに対してエンパーソゲン(英語版)(共感をもたらす)という言葉を作った[16]。同種の作用のある薬物として、MDA(3,4-メチレンジオキシアンフェタミン)、MDEA(3,4-メチレンジオキシ-N-エチルアンフェタミン)なども知られ、エンタクトゲン(英語版)(内面に触れる)と呼ばれる[17]。