ミラベルと魔法だらけの家 (サウンドトラック)
2021年のサウンドトラック / ウィキペディア フリーな encyclopedia
ミラベルと魔法だらけの家 オリジナル・サウンドトラックは、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオから公開された2021年の同名映画のサウンドトラック・アルバムである。2021年11月19日にウォルト・ディズニー・レコードから発売されたこのアルバムには、リン=マニュエル・ミランダが作曲し、マイク・エリゾンドがプロデュースしたオリジナル曲8曲が様々な歌手によって録音されており、ジェルメーヌ・フランコ(英語版)が作曲したスコアピース27曲が収録されている。英語、スペイン語以外の世界44ヶ国語で発売されている。
『ミラベルと魔法だらけの家 オリジナル・サウンドトラック』 | |
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Various Artists の サウンドトラック<meta itemprop='albumReleaseType' content='アルバム' /> | |
リリース | |
録音 |
ニューマン・スコアリング・ステージ 20世紀スタジオ イーストウッド・スコアリング・ステージ ワーナー・ブラザース・スタジオ クライテリア・スタジオ サイクロプス・サウンド ロサンゼルス EASTWEST NRGレコーディング・スタジオ(英語版) ファントム・スタジオ ギャラティン(英語版) アバター・スタジオ |
ジャンル |
ラテン・ポップ 映画音楽 |
時間 | |
レーベル | ウォルト・ディズニー・レコード |
プロデュース |
リン=マニュエル・ミランダ マイク・エリゾンド ジェルメーヌ・フランコ(英語版) トム・マクドゥーガル |
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サウンドトラックを製作するため、ミランダとそのチームは本作の舞台となったコロンビアを訪れ、同国の音楽とその文化についてさまざまな角度から研究した。その結果、サウンドトラックは、バジェナート、クンビア、バンブコ(英語版)、ロック・エン・スペイン(英語版)といったジャンルに根ざし、コロンビアの民族楽器を活用し、サルサ、タンゴ音楽(英語版)、レゲトン、バチャータのスタイルに、ポップ、ヒップホップ、フォーク音楽、ミュージカルの要素を取り入れたものとなっている。本作では、「奇跡」によって魔法の力を得た多世代の家族、マドリガル家が歌を披露し、個性、自己価値、世代を超えたトラウマ、家族愛などを歌詞のテーマにしている。発売と同時に、音楽評論家たちは、このサウンドトラックの複雑なポリフォニーと活気に満ちたラテン音楽のリズムを賞賛し、ミランダの音楽性を褒め称えた。
このアルバムは、本作が劇場公開期間を短縮してDisney+にリリースされた後、人気が急上昇し、商業的にも成功を収めた。アニメーション映画のサウンドトラックとしては史上6作目となる全米1位を獲得し、Billboard 200チャートで4週連続首位を獲得した。その他の地域では、カナダ、ニュージーランド、英国で1位、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、デンマーク、オランダ、ノルウェー、スペインでトップ10入りを果たした。
キャストによるアンサンブル曲「秘密のブルーノ(英語版)」とジェシカ・ダローの「増していくプレッシャー(英語版)」はアルバムのベストセラー曲で、前者はイギリスのシングルチャートとアメリカのBillboard Hot 100のトップを獲得、後者はそれぞれ4位と9位を記録した。また、ディズニー・アニメーション映画として初めて、Hot 100で複数のトップ10入り曲を生み出した作品となった。さらに、「秘密のブルーノ」は、ディズニーにとって『アラジン』の「ホール・ニュー・ワールド」に次ぐ全米1位曲であり、オリジナル曲として初めて全英1位を獲得した。セバスチャン・ヤトラ(英語版)の「2匹のオルギータス」は、アルバムの中で最も多くの賞を受賞し、高い評価を得ている。