ベルリンの行政区
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ベルリンの行政区 (ベルリンのぎょうせいく、ドイツ語: Berliner Bezirke) では、ドイツの首都であるベルリンの区について記述する。2001年1月1日の行政改革(ドイツ語版)から全12区 (Bezirk) が置かれ、行政区として機能している。
ベルリン州憲法(ドイツ語版)第66条2項により、区は自治の原則に則り責務を果たし、定期的に地域の行政事務を所管している。
区は行政事務を区庁(ドイツ語版)を通じ管掌し、その長として各区に区長が置かれている。人口だけで見た場合、ベルリンの区は郡に相当するが、ベルリン州は都市州として一個の統一自治体であるため、ベルリンには郡レベルの行政が存在しない(二段階行政構造)。区は独立した地域団体ではないため独自の法人格を持たず、自治体としての地位さえもない。いわば「ベルリンの法人格のない自治単位」(区行政法 (Bezirksverwaltungsgesetz) 第2条第1項)である。