プリアモスの財宝
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プリアモスの財宝(英: Priam's Treasure)は、アマチュアの考古学者ハインリヒ・シュリーマンが古代トロイアの遺跡から発見した黄金の装飾品およびその他の工芸品からなる遺物である。
概要 プリアモスの財宝 Priam's Treasure, 材質 ...
プリアモスの財宝 Priam's Treasure | |
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1880年に分割されたためそれ以前の撮影と考えられる | |
材質 | 金, 銀, 銅など |
製作 | 紀元前2450年頃 |
発見 | 1873年5月31日 |
発見者 | ハインリヒ・シュリーマン |
場所 | オスマン帝国 チャナッカレ近郊のヒッサリクの丘 |
所蔵 | プーシキン美術館, モスクワ |
プーシキン美術館公式サイト プーシキン美術館バーチャル・ツアー |
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シュリーマンはトロイア遺跡から持ち帰った多数の出土品のうち約8,000の遺物を神話的なプリアモス王の時代のものと考えたが、現在では年代的に誤りであると考えられている。シュリーマンは1881年にこの財宝をドイツ帝国に寄付したが、その中の特に重要な部分が第二次世界大戦の終わりにソ連によってベルリンから持ち去られた。現在はその半数以上がモスクワのプーシキン美術館に所蔵されており、ベルリンではオリジナルの複製が展示されている。