フットボールリーグ1988-1989
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フットボールリーグ1988-1989シーズンは、フットボールリーグの91回目のシーズンである。ディヴィジョン1はアーセナルとリヴァプールが勝ち点76・得失点差+37で共に並んだが、総得点が多かったアーセナルが1970–71シーズン以来18シーズンぶり9度目の優勝を果たした。ディヴィジョン2はチェルシー、ディヴィジョン3はウルヴァーハンプトン・ワンダラーズ、ディヴィジョン4はロザラム・ユナイテッドが優勝した。
シーズン中の1989年4月15日に、シェフィールドのヒルズボロ・スタジアムで行なわれたFAカップ準決勝のリヴァプール対ノッティンガム・フォレスト 戦において、死者96人、重軽傷者766人を出すヒルズボロの悲劇と呼ばれる群集事故が発生し、リーグ戦が2週間中断・延期された。
この事故後、スタジアム内のテラスと呼ばれる立見席が全て椅子席へ改装することを義務化され、スタジアムの改修による安全性確保の向上が図られる契機となった。(詳細は「en:Taylor Report」参照のこと。)
なお、ヘイゼルの悲劇によるイングランドのクラブの欧州の国際大会出場停止は継続されており、ディヴィジョン1優勝チームのアーセナルもUEFAチャンピオンズカップ1989-90に出場していない。※(リヴァプールを除くイングランドのサッカークラブの国際大会復帰は1990-91シーズンから、リヴァプールはUEFAカップ1991-92から欧州の国際大会に復帰している。)