パッチパネル
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パッチパネル(英: patch panel)あるいはパッチボード(英: patch board)あるいはパッチベイ(英: patch bay)あるいはジャックフィールド(英: jack field)とは、接続部のジャック(メス側)を多数配置し、回路の選択を容易にするパネル(ボード)である。一般に、パネル前面に多数配置されたジャック(の穴)に、(何らかの機器から伸びた)ケーブル(=「パッチケーブル」)のプラグ側を、手で差し込む。日本語ではパッチ盤とも呼称される。近年のものは通常は19インチラックにマウント可能なサイズに作られている[1]。
パッチパネルを用いると、スイッチ装置を使わずに簡便に、電気回路を構成させる配線を(多数選択肢の中から)選択できる。これによって、たとえば通信回線などの選択や変更が容易になり、運用や保守が容易になる。利用例のひとつに、(自動電話交換機以前の)手動の電話交換台がある。手動電話交換台では、交換手はパッチパネル(=「交換台」)の前に座り、管内からの発呼あるいは代表回線への着呼を受け、発信側からの要求(「この電話を○○○○番に繋いでください」などといった要求)に応じ、求められた接続先(回線)に対応するジャックにプラグを差し込む、というものである。[2][3]