バーデン内閣
ウィキペディア フリーな encyclopedia
バーデン内閣(バーデンないかく、ドイツ語: Kabinett Baden)は、ドイツ帝国最後の内閣。1918年10月4日、前日に皇帝ヴィルヘルム2世によって帝国宰相に任じられたマクシミリアン・フォン・バーデン (バーデン大公子マックス)によって組閣された[1]。帝国史上初の社会民主党員が入閣した内閣である。10月下旬に帝国憲法が改正され、宰相と政府は皇帝だけでなく帝国議会にも責任を負うこととなった[2][3]:6。
1918年11月9日、ドイツ革命の流れの中でバーデン大公子が宰相職を辞任し、それによって内閣は総辞職となった。ドイツ社会民主党のフリードリヒ・エーベルトが後を継いだ[4]:83–90。