トルコ・シリア地震
2023年2月6日にトルコ・シリアで発生した地震 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
トルコ・シリア地震(トルコ・シリアじしん)は、2023年2月6日にトルコ南東部を震央として発生した地震[4][5]である。南隣のシリアにかけて大きな被害が出ており、「トルコ・シリア大地震」とも呼称されている[6][7]。
概要 トルコ・シリア地震, 本震 ...
トルコ・シリア地震 | |
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震源の位置(USGS) | |
地震の震央の位置を示した地図 | |
本震 | |
発生日 | 2023年2月6日 |
発生時刻 |
4時17分35秒(トルコ時間) 1時17分35秒(UTC) |
持続時間 | 75秒 |
震央 |
トルコ ガズィアンテプ県 ヌルダウ(英語版)の東27km |
座標 | 北緯37.166度 東経37.042度 / 37.166; 37.042 |
震源の深さ | 8.6[1] - 17.9 km |
規模 | Mw7[1]- 7.8 |
最大震度 | 改正メルカリ震度階級X |
津波 |
地中海で海面変動を観測 最大波高:0.17m(キプロス島ファマグスタ) |
地震の種類 | 左横ずれ断層型 |
余震 | |
回数 | M4以上: 290回(2月21日時点)[2] |
最大余震 |
2023年2月6日10時24分49秒(UTC) Mw 7.5 - 7.6[1] 改正メルカリ震度階級:IX[3] |
被害 | |
死傷者数 |
死者5万6000人以上 (トルコ5万人以上、シリア6千人以上) |
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プロジェクト:地球科学 プロジェクト:災害 | |
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同日4時17分(日本時間10時17分)にトルコのガズィアンテプ県とカフラマンマラシュ県の境界付近を震央とする1回目の大きな地震(マグニチュード7.7[1] - 7.8)が発生し、同日13時24分(同19時24分)にカフラマンマラシュ県のエルビスタン(英語版)地区で2回目の大きな地震(マグニチュード7.5 - 7.6[1])が発生[4][8]した。トルコとシリアを中心に甚大な被害を及ぼし、7万3千人が死亡した2005年のパキスタン地震に次いで、21世紀以降、6番目に死者の多い自然災害となった[9][10][11]。2023年3月20日 (2023-03-20)現在[update]、両国の死者数は計56,000人以上になった[12]。
本震発生からの約1カ月で余震が軽微なものを含め1万1020回起き、判明した被害は倒壊建物がトルコ国内で21万4577棟、シリアは1万棟以上、2000万人以上が被災して(トルコで1300万人以上、シリアで880万人以上)数百万人が避難生活を送っており、被害額はトルコ国内だけで1000億ドルを超えると推定されている[13]。