トマス・ホーキンス
イギリスの化石コレクター / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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トマス・ホーキンス (Thomas Hawkins、1810年7月22日–1889年10月15日)はイギリスの化石コレクター・ディーラーである。主にドーセット州沿岸のライム・リージス(Lyme Regis)と、サマセット州のストリート(Street)の内地石切場で化石を収集していた。中でもイクチオサウルスとプレシオサウルスの化石の収集で知られている。
ホーキンスはサマセット州のグラストンベリ(Glastonbury, Somerset)に住み、主にストリート周辺で、時に北はヨークシャーのウィトビー(Whitby)から南はチャーマス(Charmouth)やライム・リージスまで出かけて化石採集をした[1]。
彼の化石コレクションは現在、ロンドン自然史博物館の他、ケンブリッジ博物館(現在のSedgwick Museum of Earth Sciences)、オックスフォード大学自然史博物館(Oxford University Museum of Natural History)、ダブリン・トリニティ・カレッジの地質学博物館に所蔵されている[2]。 ロンドン自然史博物館に売却された分はその当時リチャード・オーウェンが管理しており、オーウェンはあるプレシオサウルスの標本にホーキンスの名前を冠してPlesiosaurus hawkinsiiと名付け、それをその種のタイプ標本(holotype)と見なした[2]。
ホーキンスはワイト島の化石の収集もしており、死後、ワイト島のヴェントナー墓地(Ventnor Cemetery)に埋葬される[3]。
ロンドン地質学会の会員。