トマス・シデナム
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トマス・シデナム(英語: Thomas Sydenham、1624年9月10日洗礼 – 1689年12月29日)は、イングランド王国の医師。1676年の著作『医学観察』で症候の観察に集中すべきと主張し[1]、「イギリスのヒポクラテス」(the English Hippocrates)と呼ばれるほどの名声を得たが、シデナムが生前にそのように称えられたことはなく[2]、実際には18世紀初からの呼称である[3]。また、シデナム舞踏病(英語版)に関する記述でも知られる[4]。
18世紀初のオランダ人医師ヘルマン・ブールハーフェはシデナムを尊敬しており、そのアプローチは19世紀の医学を影響することとなる[5]。