センス8
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『センス8』(Sense8)は、ネットフリックスの配信用に製作されたウォシャウスキー姉妹、およびJ・マイケル・ストラジンスキーによるアメリカ合衆国のサイエンス・フィクションドラマ。原題の"Sense8"は「知覚する」ことを意味する"sensate"の言葉遊びとなっている。
センス8 | |
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ジャンル | |
原案 | |
脚本 |
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監督 |
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出演者 |
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作曲 |
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国・地域 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
シーズン数 | 2 |
話数 | 24(各話リスト) |
各話の長さ | 46~151 分 |
製作 | |
製作総指揮 | |
プロデューサー |
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撮影地 |
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撮影監督 |
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撮影体制 | Single-camera[1] |
編集 |
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製作 |
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配給 | ネットフリックス |
放送 | |
放送チャンネル | ネットフリックス |
映像形式 | 4K (UHDTV)[3] |
音声形式 | 5.1 (サラウンド)、視覚障害者向け副音声有り |
放送期間 | 2015年6月5日 (2015-06-05) - 2018年6月8日 (2018-6-8) |
公式ウェブサイト | |
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制作プロダクションは、ウォシャウスキー姉妹が運営するAnarchos Productions(第2シーズンからはリリーが制作から離れ、ラナと彼女の妻が運営するVenus Castina Productionsが引き継いだ)と、ストラジンスキーのStudio JMS。そしてGeorgeville Televisionがこの番組のため特別にUnpronounceable Productionsを設立している。
作品の第1シーズンはアムル・アミーン(英語版)、ペ・ドゥナ、ジェイミー・クレイトン、ティナ・デサイ(英語版)、タペンス・ミドルトン、マックス・リーメルト、ミゲル・アンヘル・シルベストレ(英語版)、ブライアン・J・スミス(英語版)といった多国籍のアンサンブルキャストが、世界各地に離れていながらにして突然、互いの精神や感情が繋がった"感応者(sensates)"となる8人を演じることが発表された。また準主役級の役でフリーマ・アジェマン、テレンス・マン、アヌパム・カー、ナヴィーン・アンドリュース、ダリル・ハンナが出演している。第2シーズンではアミーンが降板し、代わりにトビー・オンウメール(英語版)が役を引き継いだ。
制作者たちは、今日までの多くのサイエンス・フィクション番組において充分に描かれていないと感じている[4][5]、政治、自己同一性、セクシュアリティ、ジェンダー、そして宗教[5][6]といったテーマを掘り下げることを目指した。
各エピソードの脚本は第1シーズンにおいてはウォシャウスキー姉妹とストラジンスキー、第2シーズンはリリー・ウォシャウスキーが降板してラナ・ウォシャウスキーとストラジンスキーにより執筆された。第1・第2シーズンのほとんどをウォシャウスキー姉妹(第2シーズンではラナのみ)が監督し、残りは制作協力していたジェームズ・マクティーグやトム・ティクヴァ、ダン・グラスによる。第2シーズンではリリーが降板したことで、ウォシャウスキー姉妹は脚本執筆・監督業のキャリアの中で初めて共に仕事をしないことになった。本作は世界各地の多数の都市でロケーション撮影された。
第1シーズンの12エピソードは2015年6月5日にネットフリックスで配信され、批評家たちからは概ね好評であった。LGBTQのキャラクターやテーマを掲示したことで注目を集め、GLAADメディア・アワード最優秀ドラマシリーズ作品賞を受賞した。物語に不可欠なロケーション選びによってロケーション・マネージャー組合賞を受賞し、またプライムタイム・エミー賞のメインタイトルテーマ部門にノミネートされた。
ネットフリックスは2016年12月23日に2時間のクリスマス・スペシャルとして、第2シーズンの最初のエピソードを配信した。残り10エピソードの配信は2017年5月5日に開始された。第2シーズンは批評家たちから好意的に評価された。2017年6月1日、キャストたちと第3シーズンの予備交渉を進めていたにもかかわらず、ネットフリックスはシリーズ更新をキャンセルしたと発表した。しかし2017年6月29日には、ファンからの強い支持により、2018年に2時間の最終回が放送されることが発表された。2018年6月8日、151分の最終回が公開され、完結した。