スペースX Crew-1
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「Crew Dragon Demo-1」あるいは「Crew Dragon Demo-2」とは異なります。 |
スペースX Crew-1[6][7](USCV-1 ないし、シンプルに Crew-1 とも呼ばれていた)[8]はクルードラゴン宇宙船の、最初の実運用有人飛行だった[注釈 2]。このフライトはまた、2010年4月のSTS-131以来のアメリカ合衆国による有人飛行の打ち上げだった。全員が第64次長期滞在のクルーであるNASAの宇宙飛行士マイケル・ホプキンス(英語版)、ヴィクター・グローヴァー(英語版)、シャノン・ウォーカーと野口聡一が搭乗したクルードラゴン宇宙船クルードラゴン「レジリエンス」は2020年11月16日00:27:17 UTCに[9][注釈 3]、ケネディ宇宙センターのLC-39Aからファルコン9で打ち上げられた[10][11]。このミッションは、クルードラゴンでの2回目の全体的な有人軌道飛行だった[12]。
概要 名称, 任務種別 ...
国際宇宙ステーションへドッキングするレジリエンス | |
名称 | USCV-1 (2012–2019) |
---|---|
任務種別 | ISS乗員輸送 |
運用者 | スペースX |
COSPAR ID | 2020-084A |
SATCAT № | 46920 |
任務期間 | 167日, 6時間 and 29分 |
特性 | |
宇宙機 | クルードラゴン・レジリエンス |
製造者 | スペースX |
打ち上げ時重量 | 12,519 kg |
着陸時重量 | 9,616 kg |
乗員 | |
乗員 |
|
長期滞在 | 第64次/第65次長期滞在 |
任務開始 | |
打ち上げ日 | 2020年11月16日 00:27:17 UTC[1] |
ロケット | ファルコン9ブロック5(B1061.1) |
打上げ場所 | ケネディ宇宙センター、LC-39A |
打ち上げ請負者 | スペースX |
任務終了 | |
回収担当 | GOナヴィゲイター(英語版) |
着陸日 | 2021年5月2日、06:56:33 UTC |
着陸地点 | メキシコ湾 |
軌道特性 | |
参照座標 | 地球周回軌道 |
体制 | 低軌道 |
傾斜角 | 51.66° |
ISSのドッキング(捕捉) | |
ドッキング | ハーモニー前方側 |
ドッキング(捕捉)日 | 2020年11月17日、04:01 UTC[2] |
分離日 | 2021年4月5日、10:30 UTC |
ドッキング時間 | 139日 |
ISS(再配置)[注釈 1]のドッキング(捕捉) | |
ドッキング | ハーモニー天頂側 |
ドッキング(捕捉)日 | 2021年4月5日、11:08 UTC |
分離日 | 2021年5月2日、00:35 UTC[4] |
ドッキング時間 | 26日 |
スペースX Crew-1ミッションパッチ[5] 左からウォーカー、グローヴァー、ホプキンス、野口 商業乗員輸送計画(英語版) |
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Crew-1は商業乗員輸送計画(英語版)での国際宇宙ステーション(ISS)への最初の実運用ミッションだった。最初にUSCV-1がNASAに指定されたのは2012年だったが、打ち上げ日程は数回に渡って当初の2016年11月から遅延した[13]。このミッションではISSを離れるのは2021年4月28日に予定されていたが、天候の都合で2021年5月2日の地球への帰還となった[14][6][15]。カプセルは06:56:33 UTCに着水し、インスピレーション4で再利用されることになった[16]。1968年のアポロ8号以来の、NASAの宇宙飛行士の夜間の着水となった[17]。2021年2月7日、Crew-1は、1974年2月8日の、アポロカプセルのスカイラブ(スカイラブ4号)宇宙ステーションでの84日を超えて、米国の有人機による最長宇宙飛行記録を塗り替えた[18]。