シルトス
ギリシャの民俗舞踊の一形態 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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シルトス (Syrtos または sirtos) (ギリシア語: Συρτός、複数形syrtoi、対格syrto、sirto) は、ギリシャの民俗舞踊のある種の複数の踊りを指す、包括的な呼び名である。言葉の起源は「引きずる(様な踊り)」を指すシロ(syro)(ギリシア語: σύρω)。
シルトスは、関連性が高いカラマティアノス[1]とともに、ギリシャとキプロスで最も人気のある舞踊であり、世界中に散らばるギリシア人によっても頻繁に踊られており、後述するように周辺諸国でも類似の踊りが踊られている。シルトスやカラマティアノスは、社交的な集まり、結婚式、宗教上の祝祭などで非常に人気がある。
シルトスとカラマティアノスは同じステップ・パターンであるが、シルトスは 4/4 拍子であるのに対して、カラマティアノスは7/8 拍子で slow (3 beat), quick (2 beat), quick (2 beat) のリズムを取る。
シルトス'とカラマティアノスでは踊り手が手をつないで列になって、右方向に半円上を進んで踊る。列の右端の踊り手が踊りをリードし、そのリーダはソロの踊り手として派手な巧みな動きを即興的に行うこともあり、他の踊り手はその間は基本的なステップを踏んでいる。リーダの即興の動作の間、リーダの隣の踊り手は踊りを止め、ハンカチを介してリーダを支えているので、Antikristos(英語版)で見られる様な[要検証 – ノート]、回転等の動作を支障なく行える。いくつかのシルトスでは、踊り手のペアがその他のペアと両側でハンカチを介して繋がることもある。