ショット・ミュージック
ドイツ最大の音楽出版社 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
ショット・ミュージック(Schott Music (ドイツ語: [ʃɔt]))はドイツの音楽出版社。従業員は180名。1770年にドイツのマインツでベルンハルト・ショット(1748年8月10日-1809年4月26日)が創業して以来、ドイツ国内の音楽出版社としてブライトコプフ・ウント・ヘルテルに次いで2番目に古い。
ショット社は20世紀、21世紀の多くの著名作曲家を取り扱っている。出版販売目録には31,000件以上が並び、貸与目録にも10,000件以上が登録されている。取扱商品は全集、舞台作品、演奏会用作品から教則本、上質な楽譜、マルチメディア商品に及ぶ。これまでに音楽出版社としてはPanton、Ars-Viva、エルンスト・オイレンブルク、Fürstner、Cranz、Atlantis Musikbuch、Hohner-Verlagを合併した他、ヴェルゴ(現代音楽)、Intuition(ジャズ)という2つの録音レーベル、さらにロベルト・シューマンが設立した新音楽時報など7つの専門誌を傘下に収めた。また企画、印刷サービスを担うWEGA、そして、楽譜以外にも、書籍、雑誌、音源、AV商品も扱い、ショット社のカタログ並びに外部60社の音楽出版社からの貸与商品も扱うmds(music distributors services GmbH)もショット社に含まれる[1]。
世界各国の作曲家、著作家を取り扱うに当たり、ショット社は10か国に事務所を構え270人の従業員を抱える。主要な事務所はマインツ、ロンドン、ニューヨーク、東京にあり、これらに次ぐ事務所を北京、マドリード、パリ、トロントに置いている[2]。