シャーロットタウン会議
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シャーロットタウン会議は、プリンスエドワード島のシャーロットタウン(カナダ)で1864年9月1日から9月9日まで開催された会議。英領北アメリカの代表が集まり、カナダの連邦結成(コンフェデレーション)について話し合いが行われた。
当初、会議はノヴァスコシア州とニューブランズウィック州、プリンス・エドワード・アイランド州の沿岸諸州代表者のみで行われる予定であった。ニューファンドランドは同盟への参加に興味がないと考えられており、会議には招待されなかった。イギリスはこれらの州に沿海同盟の結成を促すことで、植民地の英国本国に対する経済的、政治的依存度を低減すると同時に、当時進行中であった南北戦争に対抗するだけの経済力と軍事力を蓄えさせようとしていた。会議開催の予定を聞きつけた連合カナダ(現在のオンタリオ州およびケベック州)は、連合を含むすべての植民地による同盟について討議することを主張した。1864年8月にはニューファンドランドも会議への参加を希望したが間に合わず、連邦への参加は翌月のケベック会議まで待つこととなった[1]。