シナイ半島
アラビア半島とアフリカ大陸の間にある半島 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
シナイ半島(シナイはんとう、ヘブライ語: חצי האי סיני, Chetzi HaYi Sinai、アラビア語: شبه جزيرة سيناء, Shibh Jazīrat Sīnā')は、西アジアのアラビア半島とアフリカ大陸北東部の間にある半島。スエズ運河の開鑿前は、アフリカ大陸とユーラシア大陸を繋ぐ地峡であった。北は地中海、南は紅海、東はアカバ湾、西はスエズ湾にそれぞれ面している。南へ向けた三角形の形状をしており、南端にはムハンマド岬。南部にはシナイ山がある。
ナイル川河口(写真左半分)とシナイ半島(右半分) | |
シナイ半島の位置 |
左がスエズ湾、右がアカバ湾 |
行政上はエジプト・アラブ共和国の北シナイ県と南シナイ県にあたる。2013年の人口は59万2222人[1]。住民の多くはベドウィンである。南シナイ県は紅海とアカバ湾にはさまれた三角形で、沿岸地方で観光開発が行われ、外国人観光客が訪れる高級リゾート地がある。また、紅海は美しいダイビングスポットとして知られる。北シナイ県は西にスエズ運河、東にはイスラエルに面し、北東端でパレスチナ自治区(パレスチナ国)ガザ地区と接する。東側にファラオ島がある。