サレンダーモンキー
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サレンダー・モンキー(英語 :surrender monkeys、降伏するサル)は、フランス人ないしその軍隊(フランス軍)を指す民族差別用語。「Cheese-eating surrender monkeys(チーズ喰いの降伏するサル野郎ども)」という台詞が全文であり、サレンダーモンキーはその略称にあたる。 この用語は、1995年に放送された『ザ・シンプソンズ』の『伝説のジャズマンよ 永遠に(英語版)』(原題:'Round Springfield)という回において初めて使用され、短期間で広い周知を獲得した。当初は非公式的なスラングであったが、次第に公の場でも使用されるようになっていった。イラク戦争でのフランコフォビア(英語版)(嫌仏感情)がアメリカなどで高まる中、英語圏のインターネットでも盛んにフランス軍の「敗北の歴史」を嘲笑するエスニックジョークが盛んになった。こうした流れは伝統的なものだが、若い世代に認識を継承させたという点で重要といえる。
後にオックスフォード引用句辞典は「サレンダー・モンキー」を政治的用語として登録した。